格闘技:鹿の角切り行事祭
今年の角切りは10月6日(日)に行われます。
大勢の勢子に追い立てられた立派な角の牡鹿の入場だ!
金華山で行われる唯一の格闘技、[鹿の角切り]をご紹介しましょう。
鹿の角は牡鹿だけに生えるもので牝鹿にはありません。
毎年、早春の2月頃から5月頃には古い角は落ちてしまいすぐに新しい角がはえ始めます。
その頃の角は柔らかくうぶ毛で覆われていて「ふくろ角」と呼ばれていますが数か月もすると数十センチにも伸びて先端は先鋭化し立派な角になります。
発情期になると境内地付近にいる特に「人慣れした牡鹿」の中には、この立派な角で人に危害を加えることもあるのです。
そこで、毎年10月初旬にはるばる石巻近郊から駆けつける「鹿友華角会」と黄金山神社職員が牡鹿と対決することのなります。
装束は神社の社紋入印半纏、地下足袋、鉢巻姿、手には「十字なげ縄」で勇壮活発に行われます。
すごい、角を素手で捕まえる猛者もいます。
あっ!1頭捕まった、真ん中の柱に引きよせて。
完全に捕獲!
角を切り落とす前には鹿さんにお疲れさまでしたとお神酒を一献差し上げてから神官の手により切り落とされます。
必死に逃げ回る鹿を捕らえて角を切り落とす大変な行事です。体力、気力ともに十分でなければとても出来ない熟練の技です。
角を切り落としたあとで鹿の健康診断、体重測定も行います。
今年こそ、かならず観てね!迫力満点です!